日本をちょっと行ったり来たりした話 ①
はじめまして、葉月という者です。八月生まれなので葉月です、よろしくお願いします。
今回は以前に行った旅行(?)の事を書きます。
一筆書きの乗車券
一般的に、新幹線などJRで長距離移動すると、大体最短距離で乗車券が出ますよね。例えば新大阪(大阪市内)から東京駅(東京都区内)で、経路は東海道線(東海道新幹線)が基本ですね。
この経路は、指定して買う事ができます。
再び例えですが、同じく新大阪から東京駅までの区間を、湖西線と北陸新幹線を経由して買う事も(勿論移動距離が長くなるので運賃は東海道線経由より高くなります)できます。この場合は特急サンダーバードで金沢まで行って、そこから北陸新幹線に乗る事になりますね。
さて、本題に入ります。
私は春休みに大阪から広島に行こうと思いました。大阪で育った私の、十五年振りの里帰りが最終目標です。
どのルートで行こうか考えます。今回は、広島までを親友のGとLの三人で行くことになりました。
三人でルートを考えます。普通なら夜行バスや山陽新幹線が基本でしょう。
しかし、私は折角の春休みなんで、少し道中に寄り道したいと思いました。
まず思いついたのは、当時廃線間際だった三江線の乗車です。江津から三次に行けば、広島まで繋がります。
次に江津に行くまで。出雲市から特急スーパーまつかぜに乗車すれば、一時間くらいで江津に着きます。
大阪から出雲市に行く時、真っ先に思い浮かぶのは新幹線で岡山に、それから特急スーパーやくもに乗車するルートでしょうか。
しかし「寄り道」がしたい私にとっては、少し物足りなさを感じてしまいました。
そこで少し考えました、出雲市に行く手段を。
やはり、出雲と言えば答えは一つしかありませんでした。寝台特急サンライズ出雲です。
サンライズ出雲は東京から出雲市までを結ぶ、定期ダイヤが組まれている唯一の寝台特急です。
こうなれば東京に行くしかありません。
ここで乗車券の事が浮かびました。三人で話し合いをしていると、ここまでぶっ飛んでいるから、一筆書きで同じ路線を踏まずに行こうと、結論に至りました。
とことん突き抜ける事を決めた私たちは、東京までは、サンライズ出雲が走る東海道線を避けざるを得ません。
長野から行くか、北陸から行くか、地図とにらめっこをしていると、一つの事に気が付きました。
冬季しか営業していないガーラ湯沢です。ここに、一度いってみないか、と。
三人とも、これに同意し、後はさくさくと決まっていきました。
そうして、ルートは決まりました。以下の通りです。
大津京 -> 安芸阿賀
経由:[湖西線]近江塩津 → [北陸線]金沢 → [北陸新幹線]上越妙高 → [妙高はねうま]直江津 → [信越線(直江津-新潟)]柏崎 → [越後線]新潟 → [上越新幹線]大宮 → [東北線]赤羽,品川 → [東海道線]神戸 → [山陽線]倉敷 → [伯備線]伯耆大山 → [山陰線]江津 → [三江線]三次 → [芸備線]広島 → [山陽線]海田市 → [呉線]
営業キロ: 2,077.6 km JR線計算キロ: 2,093.3 km
(JR線営業キロ: 2,067.2 km 会社線営業キロ: 10.4 km)
※iOSアプリ 経路運賃営業キロ計算アプリ 様を利用しました
今回、片道で乗る特急は、特急サンダーバード(大阪から金沢まで)、北陸新幹線はくたか(金沢から上越妙高まで) 、現代美術新幹線(新潟から越後湯沢まで)、Maxとき(越後湯沢から上野まで)、寝台特急サンライズ出雲(東京から出雲市まで)、特急スーパーまつかぜ(出雲市から江津まで)です。
大津京からスタートなのは、金沢まで特急サンダーバードに乗るとサンライズ出雲とルートが被る事を回避する為です。勿論別途で大阪から大津京までの切符は用意しました。
今回はこれくらいにします。近いうちに、続きを書きます。